ということで予告の続きを。
バリエーションに富むキハ183とは異なり、見た目も形式も似たり寄ったりのキハ261系はあまり興味が湧かなかったのだが、キハ260-1400という異端児を知ってからは編成記録をちょくちょくつけるようになった。
北斗の中間車として唯一の側面ピカピカの7次車であり、車掌室がついていて、9両しか作られず、TOMIXからは未発売。
しかもベースにできそうな7次車が先月発売したばかり。
これは作るしかない、と。
という訳でオクで中間車の1300番台を入手し、駅で撮影した側面写真をもとに車掌室の窓寸法を割り出して、シール用紙に印刷。
ただ、手持ちのシール用紙が白地ではなく透明しかなかったので、窓部分を切り抜いて周囲をマッキーで塗り、車体に貼り付けてガイドとした。
ミニ四駆の肉抜き手法(古)にてピンバイスで孔をあけて
ひたすらヤスリでシコシコと
ガイドのシールを剥がしてから、アラを探しつつさらに慎重に削る…
こんな感じかなと
対側も同じく。
ここで問題発生。
なんと屋上に無線アンテナが乗っているらしいことに気づく。
左右のオフセットがわからないため、翌日の仕事上がりに苗穂で北斗を待ち構える。
屋根のビードを数えたところ、アンテナは丁度ど真ん中なことがわかった。
必要としない人には、ほんとどうでもいい知識。
さらに翌日、ようやく作業にかかる。
今はなきトイメイツで恐らく20年前に確保したであろう無線アンテナ。
TOMIX純正のおかげか、アンテナの見た目が隣の1200番台のものと差異を感じないので買っておいてよかった。
慎重に位置決めして接着、のつもりがこれはテイク2だったり
車番インレタは事前に確保してあった世田谷車両総合センターさんの7次車用。
1400番台は全車網羅されており、よりどりみどり。
前日に遭遇した1402を貼るべく慎重に位置を合わせて転写。
剥がすときに「キハ260」がズレたので貼り直そうと調整するも、うっかり触れて崩壊し…
再チャレンジの1403も失敗し、1404を定着させようと裏紙で圧迫すると文字が崩壊…
この時点で転写開始から1時間が経過しており、集中力も限界に。
なんとか触れないように1406を両側貼り終えた。
わずかに斜めだが、これ以上は無理と判断。
大急ぎでクリアスプレーでコーティング。
少しずつ厚塗りしたが、室温が低いせいか凹凸が目立つ。
#2000で研磨したところ、下地が出ちゃったか!?と焦る
…なんてことはなく、クリアー層が曇っただけなので、コンパウンドで研磨すれば元通り。
ちょっとドキドキした。
なんやかんやで完成。
6次車1300番台との比較。
7次車の1400番台は側面がテカテカ。そして車掌室の窓がある。
1200番台との比較。
1200番台の端の窓は周囲が盛り上がり角が丸まった縦長だが、1400番台は四角に近い窓が空いているだけなので、簡易的な工作で作ることができた。
とはいえ、いつものことながら簡単に済まそうとしても、思った以上に手間はかかるもんだなと。
お手つき未完成にならずに良かった良かった。
<完>
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